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【攻殻機動隊】押井守監督、田中敦子さんへの思い明かす「素子そのもの」 大塚明夫は「一緒に年をとってきました」
士郎正宗さんの人気マンガ「攻殻機動隊」の劇場版アニメ「イノセンス」「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の4Kリマスター版が上映されたことを記念して3月2日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)でトークイベントが開催され、同作を手掛けた押井守監督とバトー役の声優の大塚明夫さんが登壇した。押井監督と大塚さんが、昨年8月に亡くなった草薙素子役の田中敦子さんへの思いを明かした。
押井監督は「敦子さんと個人的に話したことはあんまりない。マイクの前に立つと素子になる。僕にとっては素子そのもの。廊下で立ち話していると、田中敦子という女性なんだけど」と話した。
大塚さんは「音響監督の若林和弘さんから『素子役がいないんだよね?』と話があり、(田中さんを)推してみたんです。『攻殻機動隊』を通して(田中さん)と一緒に年をとってきました。山ちゃん(トグサ役の山寺宏一さん)もそうだけど」としみじみ語った。
1995年に公開された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は、草薙素子ら公安9課(攻殻機動隊)が国際手配中のハッカー、通称・人形使いを追うことになる……というストーリー。全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなど海外でも人気を集めた。2021年9月に4Kリマスター版が公開された。
「イノセンス」は、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の3年後の2032年が舞台の続編で、日本のアニメとしては史上初めて、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されたことも話題になった。2004年に劇場公開され、昨年20周年を迎えた。同作の4Kリマスター版が劇場上映されるのは初めて。
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