こんにちは。今日は、TM NETWORKの「YOUR SONG」について語らせていただきます。この曲との出会いは、私にとって80年代の音楽の魅力を再認識する機会となりました。
当時、兄が買ってきたTM NETWORKのアルバム「CHILDHOOD’S END」を何気なく聴いたのが、この曲との出会いでした。正直、最初は歌詞の意味もよく分からず、ただメロディが耳に残る程度でした。
歌詞の世界に触れて
「君の歌 風の彼方に / 僕は聴いた Feels Like A Human Voice」
この歌詞を本当に理解し始めたのは、もっと後になってからです。中学生になり、失恋を経験した時、あとあとにふとこの曲を思い出しました。誰かの声が遠くから聞こえてくるような、そんな感覚を味わったのです。
「不思議に懐しい君の声 / とても近くに感じている」
この部分は、特に心に響きました。失恋した相手の声が、まるで近くで聞こえているかのような錯覚。その感覚を歌詞が見事に表現していて、驚きました。
音楽の力を実感
「Only Your Song 悲しい出来事も輝きにかえて」
高校生になって、この歌詞の意味をより深く理解できるようになりました。友人関係のトラブルや受験のストレスなど、様々な悩みを抱えていた時期。この曲を聴くと、不思議と心が落ち着きました。音楽には、確かに人の心を癒す力があるのだと実感しました。
時代を超えた魅力
「Close Your Eyes Till The Morning / And If You Love Me, Need Me / Let Me Hear You Say」
大学生になり、80年代の音楽により興味を持つようになりました。この曲の英語の歌詞部分は、当時の日本の音楽としては斬新だったのだと気づきました。TM NETWORKの先進性を感じると同時に、80年代の音楽シーンの面白さを知るきっかけになりました。
歌詞の深層に迫る
「I Just Wanna Stay Inside / You Just Wanna Go Outside」
社会人になってから、この対比的な歌詞に新たな解釈を見出しました。内向的な自分と外交的な同僚との関係性を思い起こさせるものがありました。人それぞれの個性の違いを認め合うことの大切さを、改めて考えさせられました。
「Who’s Gonna Make You Up? / Who’s Gonna Make Me Down?」
仕事での成功と失敗を経験する中で、この歌詞の意味をより深く理解できるようになりました。人生には浮き沈みがあり、それは誰にでも訪れるものだということ。そんな普遍的な真理を、シンプルな言葉で表現しているのが印象的です。
現在の私と「YOUR SONG」
今でも、この曲を聴くと新しい発見があります。年齢を重ねるごとに、歌詞の解釈が変わっていくのが面白いですね。80年代の曲でありながら、現代にも通じるメッセージがあるのが「YOUR SONG」の魅力だと思います。
TM NETWORKの「YOUR SONG」は、私にとって単なる懐かしい曲ではありません。時代とともに成長し、新たな意味を見出せる、そんな奥深い楲曲だと感じています。これからも、人生の節目節目でこの曲を聴き続けていきたいと思います。
音楽は、聴く人の人生とともに変化し、成長していくものだと、この曲を通じて学びました。皆さんにも、人生に寄り添い続ける「YOUR SONG」のような曲があれば、ぜひ教えてください。音楽を通じて、新たな発見や共感が生まれるかもしれません。